
金冠堂は、女性を主なターゲットとした新ブランド「hadana(ハダナ)」を立ち上げた。第1弾として、虫さされによるかゆい素肌に、花の香りのかゆみ止め薬「ハダナかゆみ止めゼラニウムガーデン」(第2類医薬品)を今月から新発売する(出荷開始は13日)。同社では、主力の外用鎮痒消炎剤「キンカン」に次ぐ第2のブランドと位置づけており、「主婦を中心に女性に愛される定番ブランドとなることを目指し、価値を高めていきたい」とし、CMを含め積極的に販促活動を行っていく計画。
新ブランド「hadana(ハダナ)」は、『女性のニーズに応えた快適性、安全性、デザイン性を兼ね備えた、外用剤を中心とした女性と子供の肌を守る』ことをコンセプトとし、特に主婦の“ファーストチョイスかゆみ止め薬”となることを目指した。
かゆみ止め市場の中心購買層は「40代主婦」だが、一方の「キンカン」は50~60代を中心としたシニア層に非常に強いロイヤリティを構築している。そこで同社では「市場の中心であり、またキンカンをあまり購入していない30~40代の主婦層のニーズに応えるために『ハダナ』を開発した」という。
新製品「ハダナかゆみ止めゼラニウムガーデン」は、女性に人気が高いゼラニウムをイメージした、ほんのりやさしい香りが、使用時の気になるニオイをマスキングし、気持ち良さを向上させる。ステロイドもアンモニアも使用していない。ジフェンヒドラミン塩酸塩の抗ヒスタミン作用、リドカインのかゆみ伝達ブロック作用、d-カンフルとL-メントールの患部冷涼作用──というトリプル作用で、かゆみを抑える。
成分として配合されるd-カンフルは1g、L-メントールは3g(いずれも100mL中)なので、強すぎない“ひんやり感”を与え、女性や子供にも気持ち良い使い心地となっている。容量は50mLで、ホワイトをベースにした洗練されたボトルを採用。税別希望小売価格は800円。