
千寿製薬は、ピント調節機能改善作用があるネオスチグミンメチル硫酸塩を一般用眼科用薬製造販売承認基準の最大濃度配合した「マイティアピントケアEX」シリーズ(第3類医薬品)を新発売した。ピントが合いにくい、ぼやけるといった目の疲れ、目のかすみ(目やにの多い時など)に効果を発揮する目薬で、千寿製薬が製造し、武田コンシューマーヘルスケア(武田CHC)が販売する。
ヒトの目は物を見る時に水晶体の厚みを変えてピントを調整するが、水晶体の弾力性は年齢と共に失われ、ピントが合いにくい状態になる。また、ピント調節筋の衰えは40歳頃から始まるとされるが、症状には個人差があり、気づかないうちにピントを合わせようとして、ピント調節筋を酷使していることもある。
「マイティアピントケアEX」シリーズは、ピント調節機能改善作用があるネオスチグミンメチル硫酸塩を1mL中に0.05mg(最大濃度)配合しているほか、組織修復作用のアラントイン、抗ヒスタミン作用のクロルフェニラミンマレイン酸塩など、目のかゆみや結膜充血をはじめ年齢と共に感じやすくなる目の症状に着目した計6種の有効成分を配合した。
さし心地は、千寿製薬の調査で最もニーズが高かった「やや強い~強い清涼感」と、「中間~弱めの清涼感」の選べる2タイプを用意。前者は爽快クールタイプの「マイティアピントケアEX」、後者はマイルドクールタイプの「マイティアピントケアEXマイルド」で、いずれも無色透明の目薬。税別希望小売価格は各15mL880円。