◆2月から3月にかけては日本全国多くの場所で入学試験、そして合格発表……受験生本人はもちろんのこと、周りの家族などもその結果に一喜一憂する季節だ。合格を勝ち取った受験生は4月から大学や高校など、新たな歩みを始める
◆入試に合格した人は入学する資格を得るわけだが、昨年、私立薬大では入学者数が定員を割り込んだケースが実に5分の1以上に及んだ。急速な少子化だけでなく、近年顕著な薬大・薬学部の新設ラッシュが理由として推測された
◆日本の大学では、入学希望者総数が入学定員総数を下回る、いわゆる大学全入時代が間もなくやってくると言われている。人気のある一部の一流・有名大学を除けば、入学者を選抜するために入試を実施する大学側が、まずは受験生によって選抜される状況になるのだろうか
◆各大学が特色を出し、教育内容等を受験生たちにアピールしなければ、定員割れ、質の低下、ひいては大学崩壊を引き起こしかねない時代が到来するのか。受験生の進路が決まる岐路ともいうべき受験だが、その受験を実施する大学側も新たな時代へと向かう岐路に立たされている。
まもなく大学全入時代
2008年03月24日 (月)
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