
サンスターは、掃除をしても取り切れない“残留ハウスダスト”に多く含まれる、ダニや花粉・ペットの毛など計11種類のアレル物質を抑制する、スプレータイプのハウスダスト抑制剤「アレリアシールドミスト」を、5日に新発売した。漆科の樹木カチノキの葉の付け根にできる「虫こぶ」から抽出した「ガロタンニン」とフェノール系高分子の二つの成分が、ハウスダストを包み込んで無力化し、その舞い上がりを防止することで、ハウスダストに含まれる幅広いアレル物質を抑制するという、これまでにない機能と安全性が特徴。
ハウスダストは、フローリング床では従来の掃除方法でも十分に取り除くことができるが、カーペットや寝具などの布製品に多く潜んでおり、これがなかなか除去しにくい。サンスターでは、ハウスダストを気にしている200人を対象に8月に行った調査でも、84.1%と多くの人が「掃除等は行っていても、ハウスダストを取り切れていないと感じる」と回答した。
また同社では、実際にカーペットにハウスダストを散布し、日本アレルギー学会のガイドラインに沿って1m2当たり20秒の丁寧な掃除機がけを行い、ハウスダストの除去量を測定しているが、6回掃除機をかけた後でもカーペットには33%のハウスダストが残ることが確認されたという。さらに、掃除機をかけている最中も人の動きで簡単にハウスダストが空中に舞い上がり、残ってしまうことが分かった。
そこで、毎日の掃除等で一生懸命に取り除いてもゼロにするのが不可能ならば、アレル物質が含まれる「残留ハウスダストを無力化すればいい」という発想のもと、無力化効果を発揮する商品の開発に着手。植物由来成分ガロタンニンが幅広いアレル物質に高い不活性化効果を示すことを確認し、ガロタンニンとフェノール系高分子を最適な割合で配合することで、ハウスダストに高い無力化効果を発揮する処方を開発した。
「アレリアシールドミスト」は、カーペットや寝具、ソファー、ぬいぐるみなど室内の布製品にスプレーするだけで、ダブル無力化成分(ガロタンニン、フェノール系高分子)が残留ハウスダストを包み込んで、無力化する。無力化されたハウスダストは、元に戻ることはない。日本の居住空間で多い11種類のアレル物質(ダニの糞、ダニの死骸、犬の毛・フケ、猫の毛・フケ、ススカビ、コウジカビ、スギ花粉、ヒノキ花粉、シラカバ花粉、ブタクサ花粉、オオアワガエリ花粉)を無力化する。
さらに、ハウスダスト凝集成分がハウスダストを固めて舞い上がりを防ぎ、除菌・消臭が同時にできる(全ての菌を除菌するわけではない)。スッキリするユーカリの香り(微香性)で、税別希望小売価格は1500円。詰替用(220mL)は同1000円。5日からの全国発売に続いて、12日からはオンラインショップでの通信販売も開始する。