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【徳島大研究グループ】高脂血症薬に新薬効か‐抗癌剤誘発の腎障害を抑制

2019年04月22日 (月)

企業と共同でDR目指す

 高脂血症治療剤フェノフィブラートは、抗癌剤シスプラチンによって誘発される腎障害の予防薬になる可能性があることを、徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床薬理学分野研究室・同大学病院薬剤部の研究グループが見出した。副作用自発報告のリアルワールドデータ(RWD)を解析して候補薬を抽出。その一つである同剤を腎障害モデルマウスに投与したところ、シスプラチン誘発腎障害を有意に抑制することが明らかになった。既に製薬企業との共同研究を開始しており、同剤のドラッグリポジショニング(DR)や新薬創生につなげたい考えだ。

 シスプラチンは、多くの固形癌患者の標準治療に用いられる必須の薬剤だが、腎障害の副作用が発生することが問題となっている。ただ、現時点でそれを防ぐ推奨薬は存在しないのが現状。臨床現場では、腎障害軽減のため大量輸液による水分負荷が行われているものの、患者負担が大きい上、腎障害を完全に防ぐことはできず、新たな予防法の確立が求められていた。


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