中央社会保険医療協議会薬価専門部会は25日、2026年度薬価制度改革に向けた議論を開始した。医薬品の安定供給確保や高額医薬品における薬価算定方法などを論点に議論し、12月頃に骨子案を取りまとめる。薬剤師委員からは、薬局が医薬品卸から購入する際の「逆ざや」問題も論点とするよう求める声が上がった。

この日の部会で厚生労働省は、26年度改革に向けた主な課題として、▽これまでの薬価制度改革の検証▽イノベーションの適切な評価▽医薬品の安定供給確保▽診療報酬改定がない年の改定▽高額医薬品(感染症治療薬、認知症薬)における薬価算定方法▽物価・賃金上昇への対応――などを示した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。