
病院と薬局間の連携の取り組みや地域での連携事例が、4月27日から3日間、名古屋市で開かれた日本医学会総会で示された。「地域包括ケアシステムにおける医療連携の果たす役割」をテーマにしたセッションで各病院や薬局の薬剤師が具体例を報告。退院後も病院薬剤師が相談に応じたり、吸入指導で薬剤師間の情報を共有したりするなど様々な切り口での連携推進によって、効率的で質の高い医療の実践につながることを強調した。
谷澤克弥氏(岐阜県総合医療センター薬剤センター)は「退院患者の後方支援体制を充実させたい」とした。
その一つとして同院では、退院患者に連携用紙を配布。入院中に担当した薬剤師の氏名と連絡先を用紙に記載し、「退院後、薬について何か困ったことがあれば連絡してください」と話して、気軽に相談に応じる姿勢を示している。
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