医薬品医療機器総合機構(PMDA)は7日、2018年度の業務実績評価を厚生労働省の独立行政法人の評価に関する有識者会議に示した。医薬品・医療機器などの審査業務では審査期間の目標を達成し、高い質も伴っているとして5段階評価で最高の「S」をつけた一方、業務運営などガバナンスの項目では、不適切な兼業といった重大事案が相次いだことを踏まえ、下から2番目の「C」評価とした。
昨年度の医薬品に関する業務の迅速な処理と体制整備について、新医薬品の総審査期間では優先品目で達成度119.6%を記録し、通常品目では119.4%で世界最速を達成。また、後発品の一部変更申請や要指導・一般用医薬品などの審査期間では達成度が120%を超えたほか、希少疾病用医薬品としてB細胞性急性リンパ性白血病治療薬である免疫療法剤を承認するなど、数値と質で顕著な効果が得られたとし、「S」評価をつけた。
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