◆陸上界でランニングシューズのイノベーションが話題になっている。箱根駅伝などで厚底シューズを履いた選手たちが常識破りのタイムを連発。レースの高速化が進み、選手の能力が限界値に達する中で次世代シューズが威力を発揮し、高次元の戦いを演出した
◆ナイキが厚底シューズを開発し、アシックスやミズノ、ニューバランスも新製品を投入して対抗するなど開発競争が熾烈だ。選手の走法とマッチングさせた形で進化し、シューズの能力差が結果に反映されるようになった
◆製薬業界でもAIを活用した創薬が始動している。異業種企業が製薬企業に新技術を提案するなど、開発競争が始まる予感もあるが、基礎研究データや創薬研究者の知見が十分に蓄積されていない現在、AI技術が創薬の生産性に影響を及ぼすにはまだ時間がかかりそうだ
◆そのためにも創薬基盤の強化が大切になる。AIがいくら進歩しても研究開発の足腰が十分でなければ新薬開発の険しい坂を走破できない。まずは人材を育て、AI創薬を開花させてほしい。
足腰が十分でなければ
2020年01月17日 (金)
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