エーザイは14日、米国で販売している肥満症治療剤「ベルヴィーク」の米国承認取り下げと販売中止を発表した。米FDAが心血管疾患を対象とした製造販売後臨床試験を分析した結果、同剤は投与による発癌リスクが患者のベネフィットを上回ると判断したため。米国以外では各国の規制当局と協議を行った上で対応する方針。
同試験は、心血管疾患リスクが高い肥満症患者約1万2000人を対象に、米国を含む8カ国の400以上の施設で実施されたプラセボ対照製販後臨床試験。肥満症治療に関する最大規模の試験となっている。
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