◆朗報が入った。理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳」が半年ごとに発表される計算処理速度の世界ランキング1位を獲得した。「京」の2011年11月以来、8年半ぶりの首位奪還となった
◆富士通の高性能CPUを15万個備えたその性能は京の約100倍で、演算速度は毎秒41京5530兆回とされているが、桁が大きすぎて凄さが容易には理解できないほどだ。処理速度だけでなく、実際の産業利用処理能力、ビッグデータ処理能力・グラフ解析、AI性能測定指標でも1位であり、富岳が世界初の4冠を達成したことは意義深い
◆来年から本格的に運用する予定だが、既に新型コロナウイルスに関連して、飛沫拡散シミュレート、治療薬候補の絞り込みなどで試験運用されている。スピード世界一が目的ではない
◆高性能スパコンをいかに人類のために有効活用できるかが最も重要である。今後、地球環境や気象予測、宇宙研究・解明をはじめ、京でも成果を上げた創薬で活用されることを大いに期待したい。
創薬も「富岳」で
2020年06月26日 (金)
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