バイオ医薬品の人材が全体的に不足している――。日本製薬工業協会バイオ医薬品委員会政策実務委員長の渡辺佳宏氏は15日、横浜市内で開かれたバイオジャパンで指摘した。特に培養/精製プロセス開発・製造やCMC薬事などで人材不足の傾向にあることから、渡辺氏は「バイオ産業の発展のためにも人材育成が必要」と訴えた。
製薬協バイオ医薬品委員会の調査によると、モダリティ別の研究開発企業数は、回答のあった40社のうち抗体医薬品が28社と最も多く、次いでその他の抗体医薬品、中分子医薬品、核酸医薬品が20社前後となった。CMOの活用状況を聞いたところ、抗体医薬品ではCMOの活用経験が多く、今後も同程度の活用が予定されていた。その他モダリティについても、CMO活用を予定している企業が多くなっており、ニーズの高まりがうかがえた。
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