
野村博氏
大日本住友製薬の野村博社長は10月28日、大阪市内で開いた中間決算説明会で、非定型抗精神病薬「ラツーダ」の北米売上高について「新型コロナウイルス感染症の影響で相当落ちるのではないかと考えていたが、想定ほどではなかった」と説明。ラツーダの通期北米売上高は7月時点の予想から111億円増の1990億円になると発表した。上振れ分を反映し、通期売上見込みを5060億円に上方修正した。
ラツーダの北米売上高は期初には1942億円と予想していたが、1879億円に下方修正していた。コロナ禍による失業で無保険者が増えるほか、受診抑制で新規処方が減少すると見込んでいたが、4月に二桁台だった失業率は9月には一桁台後半に回復し、想定したほどの影響を受けなかった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。