◆秋になって新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、「第3波」が本格化している。北海道では200人以上の感染者が1週間続き、特に学校や病院、高齢者施設など様々な場所でクラスターが発生しており、危機的な状況にある
◆東京や大阪などの大都市でも感染者が急増し、特に第1波を上回る重症者数の伸びに対して国の専門家組織からも、ひっ迫する医療提供体制に強い懸念が示されている
◆しかし、もっぱら大きな議論となっているのは、医療崩壊を起こさないための対策を急ぐことではなく、旅行や外食の需要喚起策である「GoTo」などでどの地域を一時停止するかという話である。議論をしている間にも感染者は増え続け、医療現場の厳しさは一層増していくだろう
◆いま、しっかり感染拡大を防いだ先に需要喚起策があるのは理解できるが、もともとは収束後の話だったはずだ。遅きに失した感はあるが、ようやく感染防止対策が打ち出されつつある。今後どこまで第3波の感染拡大を抑えられるか、まさに正念場だ。
第3波が本格化
2020年11月27日 (金)
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