◆大麻取締法違反のニュースが相次いでいる。大相撲の現役力士やプロテニスプレーヤーをはじめ、慶應義塾大学や早稲田大学といった私立名門大学の学生からも逮捕者が出た。さらについ先日、北海道旭川にある高校の校内で、学生同士による大麻の売買が行われたとのニュースもあった
◆今年の大麻取締法違反による検挙者数は、昨年を上回るペースだという。特に若年者や青少年での拡大は、危機的な状況にあるといえる。大麻を薬物使用の入り口とし、より強力な覚せい剤等へ移行していくことなどが懸念されている
◆先日、新潟市で開催された全国学校保健研究大会でも、講演者や出席者から薬物乱用問題は何度となく指摘された。その中で、学校薬剤師が果たす役割への期待が大きいこともうかがえた
◆“薬”の専門家である薬剤師が薬物乱用を語ることに意味があると思う。乱用の危険性や、破壊されていく身体と心などの悪影響を薬剤師が話すことで、生徒や児童の脳裏に、強く印象づけることができるのではないか。その記憶が興味本位という意識を薄め、あるいは、いざという時に“断る勇気”を持つことにもつながっていく。
相次ぐ大麻取締法違反
2008年11月21日 (金)
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