◆介護士の資格を持ち、日頃は高齢者宅を回るプロボクサーの大沢宏晋選手(日本ライト級ランキング8位)は、デビュー時から、ファイトマネー全てを大阪市障害者福祉・スポーツ協会や介護施設などに寄付している
◆高校3年からボクシングを始めた大沢選手が、プロボクサーと介護士の“二足のわらじ”を履くようになったのは、「常に介護福祉関係の仕事をしている父の姿を見ていたから」だ。親の背中を見て子は育つとは、まさにこのことだ
◆「日本か東洋のチャンピオンベルトが欲しい」と抱負を述べる大沢選手だが、激しいボクシングのファイトの根源は「介護士の仕事をして喜んでくださる老人の笑顔にある」と言い切る。普段の厳しいトレーニングによる精神的・肉体的疲れも、老人との触れ合いによって癒されることが多いという。反対に、大沢選手が行うご飯の調理や清掃、デイサービスによって、勇気づけられている老人の数も少なくないようだ
◆近年、在宅医療への薬剤師の貢献が期待されているが、大沢選手同様に「患者が喜ぶ顔」を活力源にして、しっかりと地域医療に貢献してほしい。
プロボクサー大沢宏晋
2008年11月19日 (水)
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