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慢性腎臓病への対応を

2008年11月17日 (月)

◆慢性腎臓病(CKD)が注目を集めている。ステージが進行すると、最後には腎機能が途絶え透析に移行してしまうし、心血管疾患の発症リスクも高まる。それだけに、早期に発見し適切な治療を行うことで、これらを抑える必要がある
◆CKDは、尿蛋白などの所見や腎機能低下が3カ月以上続く状態を指す。腎疾患はこれまで細分化される傾向にあったが、大きな枠組みの中で病態がひとまとめに整理され、分かりやすくなった
◆日本では数年前から関連学会や行政が連携し、対策の重要性を訴えるキャンペーンが展開されている。潜在患者数が多いCKDに対応するには、専門医と一般医の連携やチーム医療が必須で、薬剤師の参画も欠かせない
◆薬剤師は、CKDに対する治療薬に加え、CKD患者が罹患する他の疾患に対する薬物療法の適正化についても意識すべきだろう。腎排泄型の薬剤は、腎機能が低下した患者では体内に蓄積しがちで副作用が発現しかねない。個々の患者に応じた適正な薬剤の種類や投与量を医師に提言するなど、病院、薬局を問わず幅広い関わりが必要だ。



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