取りまとめ骨子案示す

厚生労働省は4日、「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」に取りまとめ骨子案を示した。将来的に薬剤師数が過剰になるとの需給調査結果を踏まえ、大学薬学部の入学定員抑制については検討すべきとした一方、薬剤師国家試験の合格者数引き下げは「慎重な検討が必要」と踏み込まなかった。臨床実践能力を持った薬剤師を育成するため、国家試験の見直しにも言及。必須問題などの基礎知識分野を軽減し、臨床に関する問題を増やすよう提案した。
骨子案では、検討会での議論内容を踏まえ、薬剤師の養成、薬剤師業務と資質向上に関する提言を盛り込んだ。
薬剤師の養成を見ると、将来的に薬剤師が過剰になると予想した需給推計結果を踏まえ、「薬学部の入学定員を抑制する必要性を検討すべき」と明記。その際は、大学だけでなく薬剤師会、国公私立大の関係団体でも検討することが必要とした。
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