興和は、新型コロナウイルス感染症患者を対象に抗寄生虫薬「イベルメクチン」を投与する臨床試験を開始すると発表した。北里大学の大村智特別栄誉教授、花木秀明教授、愛知医科大学の三鴨廣繁教授、東京都医師会の協力を得て実施し、イベルメクチンの実用化を目指す。
イベルメクチンは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村氏が発見したマクロライド系抗生物質。動物薬として寄生虫駆除に用いられているほか、オンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア症など、寄生虫感染症薬としてアフリカや中南米で使用されている。
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