日本ケミファの山口一城社長は1日、オンライン上で開いた記者懇談会で、新薬事業の収益化に言及。開発が先行する癌微小環境改善薬「DFP-17729」の膵臓癌を対象とした第II相試験が来秋終了予定であることから、「その手応えによって他の癌種への展開可能性が見えてくる」と述べ、「2020年代半ば以降には収益貢献が期待できる」との見通しを示した。
同社は、バイオベンチャーのデルタフライファーマから導入したアルカリ化を伴う癌微小環境改善剤「DFP-17729」を導入し、現在前期第II相試験を実施中。来秋にも第II相試験を終了予定としている。
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