◆初の冬季五輪開催など経済成長を続ける中国だが、少子化の進行が深刻だという。昨年の出生数は1062万人と驚異的だが過去最少を記録し、合計特殊出生率は日本を下回るとのデータもある。生活コストの増加など複合的な要素が背後に見られる
◆少子化問題で先を走るわが国では、社会保障分野で現役世代の負担が増すなど悩みは尽きない。年間出生数は80万人台まで落ち込んでいるが、子供の健康を守ることは安定的な社会の持続に向けた投資とも言える
◆コロナ禍では、子供は感染リスクや重症化が比較的低い傾向が見られたが、年末年始の感染拡大では重症化や後遺症も報告されている。5~11歳を対象としたワクチン接種が始まる予定だが、副反応の経験から、接種を拒む保護者の声も強い。予防の選択肢の一つとするため、国には継続的な情報提供を求めたい
◆来年度からは不妊治療の保険適用も始まるが、これは前政権の成果だ。現政権は「子供ファースト」の流れを途切れさせず、さらなる施策の提案をすべきだろう。
引き続きの「子供ファースト」に期待
2022年01月31日 (月)
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