日本病院薬剤師会近畿学術大会が1月29、30日にオンラインで開かれ、連携充実加算をテーマにしたシンポジウムで病院や薬局の薬剤師が薬薬連携の成果や課題を語った。大学病院の薬剤師は、癌患者で重篤な副作用症状が発現したとの報告を薬局薬剤師から受けて介入した結果、改善につながった事例を提示。専門医療機関連携薬局の薬剤師は、連携推進に向けて患者情報を電子的に共有する仕組みの拡充を呼びかけた。
2年前の診療報酬改定で新設された連携充実加算を算定する病院が増えつつある。外来で化学療法を受ける癌患者にレジメンを提供し必要な指導を行うと共に、薬局向け研修会の実施など連携体制を整備している場合に算定できる。薬局は、レジメン等を把握して必要な服薬指導を実施したり、患者の状況を医療機関に提供したりすると特定薬剤管理指導加算を算定できる。
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