新薬開発の主流が、既存の製薬企業から売上規模が500億円未満のベンチャーなど「新興バイオ医薬品企業」に移ってきていることが、IQVIAの分析で明らかになった。新薬開発パイプライン(第I相試験~薬事申請)に占める新興企業発の割合は年々上昇しており、2017年ごろから伸び率を加速させ、21年には65%を占めるに至っている。新興企業は欧米に加え、中国で開発を増やしているのに対し、日本で開発するケースは少ない。日本の患者が最新の新薬を使えなくなるドラッグラグの懸念を改めて示す分析結果となった。
新興バイオ医薬品企業は、バイオベンチャーなど特異な技術を持っている企業で、かつてのギリアド・サイエンシズやバイオジェンなどが該当する。最近では、新型コロナウイルスワクチンを開発したビオンテックやモデルナなどが挙げられる。
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