帝人は、希少疾患・難病領域を新たな重点領域として事業化を目指す。強みの在宅医療の事業基盤を生かして取り組むもので、今後必要な医薬品の導入を急ぐ。希少疾患や難病患者は通院負担が大きく、オンラインによる治療やモニタリングなどの必要性が指摘されている。これらのニーズに対して同社は、治療薬のほか、新規サービスや新医療機器によるパイプライン拡充で応え、収益化を図る。
同社のヘルスケア事業では、承継した糖尿病治療薬は堅調だが、主力の痛風治療薬「フェブリク」の後発品参入があり厳しい状況。同社は、糖尿病治療薬はキャッシュ創出力を強化したが、将来の収益に資するパイプラインが不足しているとの認識を示す。
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