岡山県は、県南部の3市町でブラウンバッグ運動の実証実験を進めている。医療費適正化を目的に、2019年から県北部で同実験を開始。これまで減薬などの成果は十分に追跡できていないが、薬局薬剤師が患者に渡したブラウンバッグに自宅内の全ての薬を入れて持参してもらう回収率は50~70%となり、一定の成果はあるようだ。今後は実施エリアの拡大や、住民の認知を高めることなどに取り組んでいく。
実証実験は、3月まで県南部の備前市、浅口市、和気町の23薬局で実施する。県の予算でチラシやブラウンバッグなど必要な資材を用意。薬局や医療機関を通じて患者に配布し、薬やサプリメントを薬局に持参してもらう。取り組みを浸透させるため、住民向け講座も開催する。
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