沖縄県は23日、県内における慢性的な薬剤師不足の状況を改善することを目指し、2031年度までの10年間で推進すべき取り組みを示した「沖縄県薬剤師確保のためのアクションプラン」を公表した。28年4月までに県内国公立大学に薬学部開学を目指す方針を掲げているが、31年度までに人口10万人当たりの薬局・医療施設に従事する薬剤師数を20年時点の148.3人から全国平均値である198.6人まで引き上げる。
沖縄県の薬局・医療施設に従事する薬剤師数は2176人であり、18年以降緩やかに増加しているものの、人口10万人当たりに換算すると12年以降全国最下位が続いている。全国平均と比べて大きく下回っているほか、県が実施した薬剤師の需要推計では、いずれの推計においても需要量は供給量を上回り、年を追うごとに需給ギャップが拡大していく予測となっている。
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