
開所式でテープカットする関係者ら
国立健康・栄養研究所(健栄研)は先月、東京都新宿区から北大阪健康医療都市(健都)への移転を完了した。大阪府茨木市にある医薬基盤研究所との物理的な距離が縮まり、両研究所の一体的な運用が進むほか、健都を拠点にした産官学民の連携にも取り組む。3月26日に健都内で開かれた開所式で、医薬基盤・健康・栄養研究所の中村祐輔理事長は「医薬と健康栄養の両領域の融合に力を入れる。成果を大阪、関西に還元し、さらに日本、世界へと広げたい」と語った。
健栄研は、大阪府摂津市内の健都イノベーションパークNKビル1~3階に入居する。栄養疫学や食育、身体活動などを研究する5部門のほか、統計調査を担う国際栄養情報センター、オープンイノベーションを進める研究連携推進室を東京の研究所から移転させた。職員数は約60人。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。