インスメッド日本法人は3日、複数の外資系企業で事業部長などの経験がある中村誠氏が新社長に1日に就任したと発表した。これまでの経験が、開発品の今後の上市に寄与すると判断した。前社長の清水信秀氏は3月31日付でアジア太平洋経営企画担当に異動した。
中村氏は、1987年に信州大学農学部畜産学科を卒業し、日本レダリーに入社。99年にワイスに移り、2009年にリウマチ事業本部事業本部長に就任。10年にはファイザーのスペシャリティーケア事業本部マーケティング統括部長、11年には眼科領域事業部統括部長、12年取締役執行役員オンコロジー事業部門長、19年にはギリアド・サイエンシズ常務執行役員肝臓領域事業本部長を務めた。
同社は21年に、日本初の製品として難治性のマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)による肺非結核性抗酸菌症の治療薬「アリケイス吸入液590mg」(一般名:アミカシン硫酸塩)を上市している。