第一三共は、抗癌剤「エンハーツ」などが当初計画を上回って好調に推移していることを踏まえ、中期経営計画に掲げた2025年度の売上高は、目標を4000億円上回る2兆円を見込む。牽引する癌領域は、共同販促収入や契約金、マイルストン収入を含む売上収益を当初から3000億円増の9000億円以上に引き上げる。
奥澤宏幸社長COOが4月27日にオンラインで開催した決算説明会で明らかにした。「エンハーツ」については、同社が切り開いたHER2低発現乳癌領域の寄与、その他の適応拡大、それらを加えた当初計画を上回る売上拡大による販売マイルストンの増加を織り込んだ。
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