国立がん研究センターと日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)は4月28日、未治療進行・再発非小細胞肺癌患者を対象とした免疫チェックポイント阻害剤の「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)と「ヤーボイ」(イピリムマブ)の併用療法を検討した第III相試験(特定臨床研究)を中止したと発表した。治療との因果関係が否定できない死亡が11人(約7.4%)報告されたことを踏まえたもので、現時点で原因は不明としている。
同試験は、いずれも承認済みである「化学療法+キイトルーダ(ペムブロリズマブ)」「化学療法+オプジーボ+ヤーボイ」について、未治療進行・再発非小細胞肺癌患者を対象にオプジーボ+ヤーボイ群がキイトルーダ群よりも治療効果が優れているかどうかを評価する特定臨床研究。2021年4月から全国59施設で実施し、全体で261人が参加した。
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