
グロサス氏
メルクバイオファーマは29日、前・米国サノフィバイスプレジデントのジェレミー・グロサス氏が新社長に7月1日付で就任すると発表した。同氏は日本でのビジネス経験もある。今回の交代は、現社長のアレキサンダー・デ・モラルト氏が、アジアパシフィックリージョンのシニアバイスプレジデントに異動することに伴うもの。
グロサス氏は、2002年から09年にルノー・ニッサンのフランス、日本およびインドでファイナンスの職務に従事した後、11年にサノフィに移籍し、米国糖尿病マーケティング、グローバル・コマーシャル事業での職責を経て、14年に日本の糖尿病マーケティング部門ヘッドに就任した。
17年から19年まで、韓国サノフィの糖尿病・循環器事業のジェネラル・マネージャー、19年から22年まで、サノフィパスツールワクチンビジネスユニットの日本ジェネラル・マネージャーを務めた。前職の米国サノフィでは、インフルエンザ・フランチャイズのマーケットヘッドを担当していた。