アステラス製薬は1日、営業部門を対象に早期退職募集を含む「特別転身支援制度」を実施する方針を発表した。2024年3月末時点で勤続5年以上の従業員を対象に、募集人員は500人程度(営業部門のみ)を想定しており、営業部門の約3割に相当する。想定通り実施されれば、MR数は1000人を切る可能性が高い。専門性高まる主要製品群の変化を見据え、デジタル化も加速することで、「少数精鋭」(岡村直樹社長)の営業体制に見直すのが狙い。
同社は1日から労働組合と協議を開始し、12月の実施に向け詳細を詰める。来年3月末の完了を予定しているという。同社ではグループ会社従業員を含め、18年度に700人、21年度に650人(営業部門500人)が早期退職している。今回対象となる営業部門には1650人おり、そのうちMRは1200人。
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