◆患者として薬局を利用した時のこと。持って出たはずのお薬手帳が見当たらず、「忘れた」と伝えると、薬剤師から「安くなるので持ってきてください」と言われた。そもそも忘れた自分に非があるのだが、お薬手帳の必要性を伝えるに当たって「安くなる」というのは適切だろうかと疑問に思った
◆安さは患者に有益だが、お薬手帳によって生まれる価値ではない。価格以外にお薬手帳の目的や機能を手短にでも伝えてほしかった。その上で、費用面の利点を伝えて嫌な顔をする患者は少ないと思う
◆薬剤師を薬を渡すだけの人と考え、お薬手帳の重要性を認識していない人ほど持参しないのではないか。目的や機能を伝えることで患者に認識を見直してもらう機会にもなる
◆冒頭の薬剤師は、親切心から「安くなる」と言ってくれたのだと思う。安いと言ってもらえるとお得感を感じる自分も確かにいるが、薬剤師の職能を伝えてもらえれば、困りごとを話してみようと考えるかもしれない。もっとアピールがあってもいいように感じた。
「安くなる」だけではない
2023年09月08日 (金)
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