日本保険薬局協会(NPhA)の吉野隆之専務理事は7日の定例会見で、敷地内薬局設置事業の入札妨害の疑いによりアインファーマシーズ社長が逮捕された件で、首藤正一会長が記者会見を欠席したことに関し、「捜査の進展中ということもあり、なかなか対外的な活動をする状況にないのではないか」と説明した。今後のNPhAの運営については「逮捕されたことは非常に大きなインパクトだとは思うが、現時点でこの事案について全体像が明らかになり、評価する状況には至っていない。(今後の対応は)もう少し時間が必要」との見解を示した。
首藤氏は7日の常任理事会、記者会見を欠席した。吉野氏は、当面の会長業務について「現時点で会長が自由に活動できない期間がどの程度になるか見通せない。常に状況を見ながら、会長不在が会の運営に支障を来すことがないか見ていきたい。そういう状況になれば判断し、行動していくが、現時点では何の見通しも立っていない」と述べた。