アルフレッサホールティングス、東邦ホールディングスは15日、それぞれ個別に、医療分野デジタルソリューションの開発を行うMICINとの資本業務提携を発表した。医療のDX化が今後加速することを見据え、MICINの持つオンライン診療やDCTシステム、医療機器プログラム製品など各事業の資源を、医薬品卸側は顧客である医療施設のDX化支援などに生かす。MICINは卸との提携は初めてで、これまでの製薬企業やCROなどの川上の提携から、川下に向けたバリューチェーンを強化する試みとなる。
提携は各社それぞれが行ったもので、関連性はない。アルフレッサHDは、これまでMICINのオンライン診療サービス「クロン」の代理店を担っていた。今回の提携により医療施設ネットワークを生かして「クロン」に加え、予約から薬の受け取りまでスマートフォンで完結できる「クロンスマートパス」などの普及に向けて取り組みを強化する。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。