北海道札幌市手稲地域の医師会、薬剤師会、歯科医師会は、来月下旬にも「ていね地域フォーミュラリ」の運用を開始する予定だ。現在準備中で、既にフォーミュラリ第1版を作成し、医師会でパブリックコメントを募集している段階にある。正式に決定されれば、実運用を始める。高脂血症治療薬のスタチン製剤、プロトンポンプ阻害剤(PPI)などの経口酸分泌抑制剤、歯科診療では抗菌薬・鎮痛薬の4薬効群で開始する。医療費削減効果なども検証する予定で、手稲地域で実績を作り、札幌市内全域に地域フォーミュラリを広げていく起爆剤にしたい考えである。
手稲地域の3師会は、手稲渓仁会病院で実施していた院内フォーミュラリを土台に、昨年2月から地域フォーミュラリを検討。今年6月にはワーキンググループを立ち上げ、地域フォーミュラリ名を「ていね地域フォーミュラリ」に決定した。
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