◆緊急避妊薬の試験販売が開始された。性交渉後72時間以内の内服が必要でありながら対象薬局が最大で神奈川県の6軒と限定的なことや、年齢制限、価格などからアクセスへの不安はあるが、OTC化に向けて前進したと捉えるしかない
◆試験販売は、日本の女性の権利にも重要な出来事として注目している。試験販売は調査研究の一環として行われ、目的は処方箋がなくても女性が緊急避妊薬を適切に利用できる仕組みを検討するためと説明されているが、OTC化実現にはまだ時間がかかりそうだ
◆昨年募集したOTC化に関するパブリックコメントは4万6312件寄せられ、そのうち賛成が4万5314件であった。国民からOTC化が望まれていることを踏まえ、試験販売も女性の心身を守ることを第一に考えたものであってほしい
◆今年は経口中絶薬の承認や性暴力の刑法改正など、SRHR関連の動きがあった。そんな2023年でも緊急避妊薬はまだ試験販売段階だったと振り返られるのか。まずは試験販売の今後に注目したい。
女性を守ることを第一に
2023年12月08日 (金)
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