アンメットニーズに対応
第一三共は、12日に開催したR&D説明会で、癌事業を牽引する抗体薬物複合体(ADC)の今後について、主に乳癌と肺癌を対象に、免疫療法薬などとの併用療法の開発がカギになると表明した。そのため、戦略的提携関係にある英アストラゼネカ(AZ)、米メルクの持つ免疫療法薬などを生かし、アンメットニーズに応える新規治療法の開発を行う。業績を牽引する抗癌剤「エンハーツ」などとの併用療法の実用化は、2026年以降を目指す。
同社は、五つのADC開発品と新たなADC、血液癌治療薬、ワクチンなどの次の成長を支える「ネクストウェーブ」を柱に研究開発を行っている。眞鍋淳会長兼CEOは同日、1年を振り返り「エンハーツの適応拡大は順調に進んだ」と報告した。
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