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市販薬の濫用、薬剤師ができることは

2023年12月25日 (月)

◆若年層などによる市販薬の過剰摂取、いわゆる“オーバードーズ”が後を絶たない。厚生労働省の調査によると、過剰摂取が原因と疑われる救急搬送が2年連続で1万人を超えた。今年はそれを上回る勢いだという。搬送に至らない過剰摂取の実態も含めると相当数に上るのだろう
◆18日の「医薬品の販売制度に関する検討会」では、濫用の恐れのある医薬品販売に際し、1人1包装単位の販売を原則とすること、20歳未満には身分証の提示や販売状況を記録するなどの方針がまとめられた
◆濫用の恐れのある市販薬の販売厳格化に異論はないが、若年者による市販薬入手方法として、複数店舗での購入や万引きなどによる入手も少なからずあると聞く。カウンター越しのみの販売に限定することも必要になってくるのではないだろうか
◆社会問題化する市販薬の濫用に対しては、店頭で薬剤師や登録販売者が購入意図を確認するだけでも、濫用を未然に防げる可能性が高い。濫用の恐れのある市販薬の対面販売を再考すべきだ。



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