◆クラシエ薬品がまとめた「漢方オブ・ザ・イヤー2023」によると、一般用漢方薬市場では、今年も昨年に引き続き「のどの異常」に関連する処方が伸びたことが判明した
◆1~10月の期間で最も伸長率が高かった漢方処方は「響声破笛丸」で、これはしわがれ声やのどの痛みに対応するもの。2位と3位には咳関連の処方である「麦門冬湯」「五虎湯」が入り、上位は全て「のどの異常」に関連する処方がランクインした
◆同社では、今年は本格的に脱コロナの時代を迎え、制限が緩和されて生活も変化したことなどによる影響が漢方薬需要にも表れたと分析している。今後はよりコロナ後の度合いが強まる中、一般用漢方薬市場の動向も注目されるが、2024年以降、継続的に拡大が予想されるカテゴリーは「フェムケア」としている
◆フェムケアという言葉が広がり始めた19年前後から、女性向け漢方処方の市場は年平均11%超の成長率で拡大しているという。フェムケアは漢方薬の視点からも非常に注目度が高いと言えるだろう。
のどの異常に関連する漢方処方が伸長
2023年12月22日 (金)
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