順天堂大学は、4月に千葉県浦安市の日の出キャンパスに薬学部を開学し、2026年4月には大学院薬学研究科を開設する計画だ。現在の薬剤師卒後教育プログラムを拡充する形で現役薬剤師など社会人を対象とした大学院としてスタートし、博士号を取得した臨床実践能力の高いスペシャリスト薬剤師や薬学部教員を育成することを目指す。また、昨年に医学研究科内に設立した健康創薬先端リサーチセンターを拠点に、医学部と連携した日本発創薬の実現に向けた薬学研究も本格化させる。
薬学部長に就任予定の薬学部開設準備室の岩渕和久氏は、本紙の取材に対し、「教員は基礎から臨床まで薬学の各分野のトップランナーを揃えた。薬学部に加えて早期に大学院を設置することにより、臨床に根ざした薬剤師教育と薬学研究を進めていきたい」と意欲を示す。
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