和歌山県田辺市と西牟婁郡地域では、3月末までの地域フォーミュラリの運用開始に向けた取り組みを進めている。昨年4月に和歌山県の地域フォーミュラリ推進モデル地域に選定され、動きを本格化。同11月までに開いた地域の2医師会向け説明会で理解を得たと判断した。今後、素案を作成し、関係者の承認を得て運用を始める。まず処方件数が多く、着手しやすい高血圧治療薬や酸分泌抑制薬など、最大で3疾患を対象に策定する計画だ。
田辺薬剤師会の理事らで構成される地域フォーミュラリ対策委員会が対象疾患を決め、素案を作成する。地域の関係者が集まる田辺西牟婁医薬品適正使用・流通協議会に素案を示した上で、基幹病院である紀南病院と国立病院機構南和歌山医療センターの専門医の承認を得て内容を確定し、地域に公開する。
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