アステラス製薬は1月31日、米ファイザーと共同開発している抗体薬物複合体(ADC)の抗癌剤で国際戦略品と位置づける「パドセブ」(一般名:エンホルツマブベドチン遺伝子組み換え)について、米メルクの癌免疫療法薬「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ遺伝子組み換え)との併用療法による局所進行性・転移性尿路上皮癌の一次治療の適応追加承認申請を日本で行った。米国では昨年12月に承認、欧州では1月26日付で申請が受理され、日米欧での展開が見えてきた。
「キイトルーダ」を製造販売するMSDも同日に「パドセブ」との併用療法を承認申請した。
同併用療法は、対象患者の一次治療における現在の標準治療である白金製剤を含む化学療法に代わる最初の治療選択肢となる。米国で昨年12月に承認され、日本では第III相試験が進められている。欧州では2024年中の承認を見込む。
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