オーガナイザー
荒井雅吉(阪大院薬)
森川敏生(近大薬総研)
久保田高明(岡山大院医歯薬)
天然物化学の根幹である“モノトリ(MONOTORI)”から見出される天然有機化合物(天然物)は、その化学構造の多様性に起因して、多彩な生物活性を有する。そして、天然物は創薬研究だけではなく、多彩な生物活性を分子レベルで理解しようとするケミカルバイオロジー研究の発展にも貢献し、時として新たな生命現象の発見、さらには新たな研究領域の創成にもつながる。
本シンポジウムでは、独創的な手法で“モノトリ(MONOTORI)”を展開し、新規天然物の発見に成功している4人のシンポジストから、新たな天然物を発見する意義とその醍醐味について講演いただき、モノトリ研究の重要性について活発に議論したい。
そして本シンポジウムを通して、アカデミアの若手研究者や将来を担う学生のみならず企業の研究者に、改めて“モノトリ(MONOTORI)”の魅力、重要性と可能性を理解していただき、本研究領域の活性化につなげるシンポジウムとしたい。
(荒井雅吉)