小林製薬が製造販売する紅麹を原料とした機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」の摂取によって、死亡者を含む入院患者など多くの健康被害を出した問題で、厚生労働省は3月29日、原因究明に向けた合同会見を行った。小林製薬による調査結果から製品に含まれている想定外の成分が、青カビから生成される毒性の強い「プベルル酸」であることが判明。今後は国立医薬品食品衛生研究所が主導して原因究明を行っていく。
同28日に行われた薬事・食品衛生審議会の調査会で小林製薬からは、健康被害のあった製品のロットに予定しない物質のピークを認めたとの報告が行われた。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析を行った結果、プベルル酸であることを突き止めたとしている。
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