武田薬品は9日、2024年度から利益率改善プログラムを始めたと発表した。人員削減を含む販管費の削減、組織再編、研究開発の優先順位付け投資、デジタル化推進により、コア営業利益率を24年度見込み22.9%から25年度以降毎年度、利益改善を図り「30%台前半から半ば」への引き上げを目指す。プログラムを進める事業構造再編費用として1400億円を24年度に計上する。
米国でのADHD治療薬「バイバンス」(日本名「ビバンセ」)などの特許切れでコア営業利益率が減少しており、24年度も影響が避けられない見通し。コア営業利益率は22年度29.5%、23年度24.7%と下がり、24年度は研究開発投資の影響を含めて22.9%と見込んでいる。
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