日医工の岩本紳吾社長は24日、富山市の本社で昨年3月の社長就任後初めて本紙の取材に応じ、同社と同様に国内投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)傘下にある共和薬品と将来の経営統合を視野に、まずは協業から始める考えを明らかにした。両社合わせて8工場体制になることから、増産を図ると共に、製品統合・集約によって生産の効率化、品目の絞り込みなどで多品種少量生産の軽減に取り組む。合わせて他社との生産協業も進め、製品の安定供給体制の確立を目指す。日医工の注射剤、共和薬品の精神・神経系疾患治療薬と両社が注力する領域で差別化を図る。
社長就任までの経緯明かす
岩本氏は、日医工製品離れについても「認識している」と述べた上で、品質保証・管理の徹底、それを支える人材・企業風土改革が進んでいることの対外的な説明、継続的な製品供給をしている姿勢を見せることで、信頼、ブランド、業績の回復に全力を上げる姿勢を示した。
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