小林製薬は23日、臨時取締役会を開き、小林章浩社長、小林一雅会長の両代表取締役の辞任を決めた。社長の後任には、山根聡専務取締役サステナビリティ経営本部本部長が昇格する。同社が製造販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」の摂取による死亡疑い例を含む健康被害の発生を受け、その経営責任を明確にするためとしている。
同日付で小林一雅会長は特別顧問に就任した。8月8日付で山根氏が代表取締役社長、小林章浩氏が取締役補償担当に就任し、健康被害に対応する。また、今年1~6月までの役員報酬について、小林章浩氏が月額報酬額の50%を、山根氏が40%をそれぞれ自主返上することも発表した。
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