薬事審議会医薬品第一部会は1日、日本イーライリリーの早期アルツハイマー病(AD)治療剤「ケサンラ点滴静注液350mg」(一般名:ドナネマブ)の製造販売承認の可否を審議し、了承した。アミロイドに直接作用する抗体医薬品としては、エーザイの「レケンビ」(レカネマブ)に続き2品目目となる。厚生労働省は、「準備ができ次第、速やかに承認手続きを進めたい」としている。
同剤は、ADによる軽度認知障害と軽度認知症の進行抑制を効能・効果とする。日本イーライリリーが昨年8月に製造販売承認申請した。承認国としては米国に続き2カ国目。同剤の対象患者に実施した有効性・安全性に関する第III相二重盲検プラセボ対照試験(TRAILBLAZER-ALZ2試験)の結果について、同部会は「リスク・ベネフィットバランス上、問題ない」と判断した
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