9月15~16日に札幌市で開かれたCRCと臨床試験のあり方を考える会議では、分散化臨床試験(DCT)の現状と課題や、導入に向けた方策について議論が行われた。電子患者日誌(e-PRO)は半数、リモートアクセスモニタリングは4割弱が導入し、DCTの各手法が徐々に浸透する一方、被験者宅で治験業務を行う訪問看護師との協働では医療機関と訪問看護ステーション(ST)の情報共有などの課題が指摘された。
ドラッグ・ロス解消に向けた方策の一つとして、患者が医療機関に来院せずにオンライン診療や薬剤の配送等により試験が実施可能なDCTを用いた臨床試験の効率化が挙げられている。
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